電撃ホビーマガジンの6周年記念特別号付録のビグウィグとキハールです。 A.O.Zはかなり好きなコーナーでこの時期の時代考証をしっかりしながらも独自のラインを醸し出す藤岡建機氏のメカデザインもカッコいいし、いわゆるアニメ的なキャラクター性や演出過多なストーリーを抑えて非常にリアルで大人な物語も読み応えがあります。 この付録キットも1/400という小サイズのキットにもかかわらずしっかりしたプロポーションと非常に精細なディテールが施された好キットだと思います。 ただし、旧キットなどに比べれば部品構成なども工夫されてますが単色成型のキットで、小さいサイズもあって塗り分けは困難を極めます。(MGの1/100パイロットとかMFSやガンコレなんかを塗れるなら問題ないでしょうが) <工作> <ビグウィグ> ブースター前部の羽根とダクトのフィンなどを薄く加工、ビーム砲のスコープ部分をピンバイスで彫り込むなどディテールアップのみ。 <キハール> 胸部分の後ハメ加工。(胴体を両側から挟み込むパーツの脇の下部分を切り欠き上からスライドさせて被せるように) プロペラントのバーニアをピンバイスで彫り込みディテールアップ、上腕部、背部バーニアをディテールアップパーツに交換。 <塗装> <ビグウィグ> ●ブルー ブルー+ブラック+ホワイト+レッド(Baz-Bと同じ) ●紺 上記ブルーのブラック、ブルー増量(Baz−Bの濃いブルーよりは濃い) ●白 ガルグレー+ホワイト ●イエロー ホワイトサフ→イエロー+レッド <キハール> ●イエロー ホワイトサフ→イエロー+レッド+ホワイト少量 ●ネイビーブルー ブラック+ブルー少量+ホワイト少量+レッド少量 ●ホワイト ガルグレー+ホワイト ●ベース ブラック→ホワイトパール→スーパークリアU <仕上げ> エナメルダークグレイで墨入れ、自作デカールを貼り、Mr.カラースーパークリアーつや消し+スーパークリアーUでトップコート。 <あとがき> なんと言ってもこの手のキットの悩みどころは塗装でしょう。(特にビグウィグは…(笑)) ビグウィグは初めにイエローを塗装して細切りにしたマスキングテープを貼り薄いブルーを吹き、再びマスキングし紺を吹くという方法。 ハイザックの肩や胸など複雑な形状の部分はブルーと紺をマスキングで吹いてから筆でイエローを塗ってます。 その他の部分は面積の大きい部分やマスキングしやすい部分はマスキングしてエアブラシ塗装、その後筆で細かい部分を塗りました。 普段MGやHGUCなどを作ってるとあまりマスキングや筆塗りの必要が無くエアブラシに頼りっきりですがたまにこういうキットを作ると筆の腕が磨けますね。 |