●爆炎の表現● |
戦闘場面などでよく使われる爆炎の表現方法を紹介します。
なお基本的な爆発の製作方法は下記HPを参考にさせていただき、着色などはゲストコーナーでCG投稿していただいたガリアさんのアドバイスを参考にさせていただきました。
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まず新規でファイルを作成します。
サイズはここでは「256pixel×256pixel」、画像モードは「RGBカラー」です。
描画色を黒、背景色を白にし「フィルタ」→「描画」→「雲模様1」を選択。
左のような雲模様が描かれます。
この雲模様はランダムに作られるようで、ここでの画像サイズ、色調で加工後の爆炎の形や色が決定します。
画像サイズはある程度どんなサイズでも出来るようですがPhotoshopデフォルトの512pixel、256pixelが良い形になるようです。
色調は「画質調整」→「明るさ、コントラスト」でコントラストを+方向に指定し少し明暗を強調しておいた方がCGに使いやすい画像になる気がします。 |
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次に「フィルタ」→「変形」→「極座標」を選択。
オプションで「極座標を直行座標に」を選ぶと左の様に変形します。
のちほど使うことになるのでこの画像をPhotoshop形式で保存しておきます。
完成後は必要なくなるので適当に分かる名前で保存しましょう。 |
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ファイルを保存したらそのまま閉じずに編集を続けます。
編集してきた背景を「レイヤーを複製」で複製し、複製したレイヤーの方を指定し「フィルタ」→「変形」→「置き換え」を選択。
表示されるBOX内に水平方向に0%、垂直方向に-100%を入力。(その他のオプションは何でもOK)
OKを押しファイルを選ぶ画面で先ほど保存したファイルを選びます。 |
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変形後複製したレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」にし、「レイヤー」→「画像を統合」を選択。 |
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「フィルタ」→「変形」→「極座標」を選択し今度はオプションを「直行座標を極座標に」をします。 |
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変形したら着色作業に入ります。
まずレイヤーを複製し「画像調整」→「カラー」→「色相・彩度」を選択。
表示されるBOX内の「色彩の統一」にチェックを入れ、各スライダーを調整し重なりが上のレイヤーを黄色、下のレイヤーを赤に色調変更します。
爆発の色合いを変えたいときはここでも完成後でも可能ですが基本的に爆炎の明るい部分と暗い部分のグラデーションとなるように色を指定すると良いと思います。 |
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さらに重なりが上の黄色に着色したレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」にし、画像を統一します。
ここでの編集方法は一例に過ぎないのでそれぞれのレイヤーの描画モード、不透明度などを好みに調整しましょう。 |
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上の段階で基本的な爆炎は出来上がりましたがそのままでは枠があってCG合成に使えません。
なので余分な部分を消去していきます。
ツールボックスから「焼き込みツール」を選択し余分な枠の部分をドラッグしていくと明度が落ちて黒くなっていきます。
爆炎の部分を自然に残しながら余分な部分を黒くします。
ちなみに「消しゴムツール」で消す、「エアブラシ」ツールなどで黒く塗るという方法もありますが「焼き込みツール」は塗りつぶすのではなく元の画像を暗くしていくので残す爆炎の部分の輪郭線を自然に残せる利点があります。 |
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上手くフチが残らないように編集したらMSの背景消しの要領で「自動選択ツール」で黒の部分を指定し切り抜きます。
これで背景に貼り付けられる爆炎が出来上がりました。
初めに説明したように最初の雲模様によって結果はランダムに変化しますので自分の望みの画像が出来るまで何度か試してみることをお薦めします。 |