RMS-108 MARASAI

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グリプスの茶羽ゴキブリ!?マラサイです。
ジオン系を強く匂わせるスパイクアーマーに鎧武者のような個性的な頭部は、中盤から変形MSがメインになっていくZでは保守的なデザインですが一年戦争を引きずる年代にはなんとも魅力的に見えます。
かなりガッカリな旧キットに比べるまでもなく非常に優秀なキットなので各部のディテールアップに止めようかと思いましたが、個人的な趣向で腰アーマー大型化など小改造してみました。

<工作>
●頭部
モノアイをHアイズとディテールアップパーツに置き換え、口のダクト内は中央に合わせ目がきてしまうのでくり抜いてスジ彫りプラ板に交換。
側頭部のバルカンの銃口が小さすぎるのでくり抜いて真鍮線で作り直しています。
●腕部
スパイクアーマーのスパイクの取り付け部を一度くり抜いて、底を作ってから接着し2重構造に。
手パーツは甲パーツの厚みが気になったので削りこんで小型化。
手首のポリキャップが目立つので上に一枚プラ板を貼って差込口を小さくして可動してもポリキャップが見えないようにしています。
個人的趣向でヒジ関節裏側の動力パイプは少々クドく感じたので排除しプラ板貼り込み。ヒジのアーマー裏側はスジ彫り追加とプラ板貼り込みでディテールアップしています。
●胴体
胸の3本スリットを凸モールドから凹モールドに変更。
腰のリアアーマーをフロントに移植し、リアアーマーはMGゼータプラスのジャンクを使用し大型化。それぞれ若干形状・ディテール変更しています。
●脚部
太股で3mmほど延長。
ヒザ関節周りはかなり目立つのでプラ板でディテール追加。
ヒザアーマー裏もプラ板で塞ぎ、
足首周りのアーマーの縁はスジ彫り&塗りわけで2重構造風に(MG誌でよく見るやつねw。)
●バックパック
メインバーニアを拳王バーニアに(拳王さんthanks!)中央の3連バーニアは底をディテールアップパーツでデコレート&市販パーツに置き換え、縁は脚部同様スジ彫り&塗りわけで2重構造風処理。
●その他
シールド裏はスジ彫り追加でディーテールアップし、接続部は中央にポリキャップの軸が見えるのでプラ棒で塞ぎました。
各動力パイプは瞬着&アルテコ粉でスジを埋めスムーズな形状に。
各部を市販パーツやスジ彫りなどでディテールアップし、装甲の縁を薄く削りこむなどプラの厚みを調整しています。


<塗装>
ノーマルのオレンジ&エンジから多少イエロー&ブラウン寄りにアレンジ。
●オレンジ
橙黄色(ガイア)+レッド少量+ブラック、ホワイト微量→ハルレッドで墨入れ
●レッド
RLM23レッド+ブラックなど→ブラックで墨入れ
●仕上げ
自作デカール貼り→つや消しトップコート(スーパークリアU+スーパークリアつや消しのブレンド)


<あとがき>
以前旧キットを買ったものの同時期のキットの中でもかなりの難物の予感がして放置し、その後HGUC化で喜び勇んで買ったものの諸々の事情で長期在庫になっていたのをやっと作れましたw。
HGUCはコレクションサイズというのもあって基本的に徹底改修はMGに任せて数をそろえて楽しみたいという気持ちだったのですが、個人的にマラサイといえば当時の近藤和久氏のコミック版「機動戦士ゼータガンダム」のイメージが強く、今回は当時ミリタリー風仕上げとともによく見られた腰アーマーの大型化を取り入れて改修してみました。
これも個人的な見解ですが腰周りの側面・背面アーマーの直線的なデザインに対して、一転曲面でエッジのないフロントアーマーに違和感を感じるんですがどうでしょう?


FDひろさんのサイトで開催中のコンペに参加させて頂いてます。