MSA-0011  S-GUNDAM


画像をクリックすると大きい画面が見られます。ブラウザの機能で戻ってください。

HGUC Sガンダムです。
実はこれは友人からの頼まれもの。
とりあえずそれっぽく作ってくれれば良いということでしたがGコアを始めとしてかなり塗り分けの多いキットでHGの割りに大変でした。
全体的にはバランスもよくカッコいいのですがMSのデザインからしてあまり可動の期待できるものではなく旧キットも以外とスタイルは良いのでHGUC化が絶対に必要だったかは疑問です。
未塗装では確かにHGUCの方が圧倒してますが…

<工作>
今回は完成後にさようならなので当然改造は無し。
肩、スネ部はパーツ構成が複雑で接着してしまうと塗り分けが非常に大変なので合わせ目に段差モールドを施しスジ彫り化して塗装後に組み立てました。
頭部インコム、フェイス部は固定部を切り取って後ハメにしました。
個人的には肩の可動アーマーの裏や頭の後ろのアーマーの裏になんのモールドも無くスカスカなのと、ヒザの関節カバーがちゃんとポリキャップを覆ってないところ、股関節が細くて丸出しなところなど1,800円と高額なキットの割りに欠点が目立ちました。
サーベルも透明パーツが使われてないし、センサー類のホイルシールも胸の部分しかついてないです。

<塗装>
今回は塗装の手間を減らす為に前から試したかった白のグラデーションを試させてもらいました。
それはMr.サーフェーサーにブラックを足したものでサフを吹きその上にキャラクターホワイトでグラデーション塗装を行うもので、特に特別なものではありません。
濃いグラデの場合は3色ぐらい重ねた方が自然な仕上がりになると思いますが最近の私のガンダム系の塗装は明度を上げたグラデの薄いものが多いのでダークグレーから立ち上げてもほとんどダークグレーは残っていないようなので2色でも充分だと思ったのです。
実際仕上がりは3色重ねたものと大差なく仕上がりなんか複雑な気分です。
ただ、サフのグレーが暗過ぎたり隠ぺい力の強いホワイトで一気にグラデをつけると自然なグラデにはなりにくいのでサフに混ぜるブラックの量に気をつけ、溶剤で薄めにしたホワイトで少しずつグラデーションをつけました。
この方法だとサフ吹きの上にホワイトを吹けば完成なのでかなり工程は楽になります。

他の色は基本的に「MGガンダムVer.1.5」「MGガンダムGP-01」と同じです。
某雑誌の付属シールを貼ってラッカーつや消し+半ツヤでコーティングしました。
背面を中心に何箇所か設定とは違う色分けの部分がありますが依頼人同意の手抜きです。

<あとがき>
HGUCだからと安請け合いしたものの侮れないキットでした。
こだわらなければ工作は問題ありませんが塗り分けがかなり大変です。
小さいサイズで複雑な機構のMSなので仕方ないところもあると思いますがパーツが色分けされていながら後ハメ出来ないところはSガンダムに限らずHGUCの今後改良して欲しいところです。
左は最後まで作るか悩んだGコアです。
塗り分けが結構細かいのでコックピット以外接着せず塗装後組み立てましたがそれでも1つのパーツで4色…めんどくさいです。



次へ

前へ